味わう賃貸:コンセプトワーク

「仮住まい」ではない賃貸

p1140635いつかは持ち家、という価値観は古い感覚だと思います。
持ち家と賃貸はレベルやステップの違いではなく、スタイルの違いです。
身軽さ、地域との距離感、自分の生活スタイルとのフィット感、自由さなどは、
賃貸ならではの持ち味であり、それを存分に「味わう」。
一般の賃貸アパートのような、コンビニのお惣菜や冷凍食品を仕方なく感覚ではなく、
畑で自分で収穫した野菜を料理して食べるような感覚で、賃貸を「味わう」。

大家さんが住人をスカウトする、という感覚

dsc_0263一定の質を持った部屋とすることで、一定の質を持った人が借りてくれる。
それが建物全体(住む人も含めた)の質を上げ、地域の質も上がる。
大家さんは地域に対してそれくらいの影響をもつスカウトマンです。
大家さんがそういった能動性や気概を持つことで、物件や地域の質は変わると思います。
そのための企画提案、技術的サポートをしていければと思います。

ノマド(=移民)としての賃貸

dsc_0375遊牧民が住まうゲルやパオは、賃貸住宅に似ていると思います。
牧草の分布や気候に合わせ、気持ちの良い場所に自由に移動してそこに住居を構える。
のびのびとした自由さ、住まい手に対する環境の包容力があります。
そこには、本来賃貸住宅が持っている楽しさ面白さと共通するものがあると思います。

わくわくする賃貸

133賃貸住宅には「新生活」がセットになっています。
持ち家と違って、進学、就職、結婚など人生のステージの変化と並行してそこでの生活が始まります。
そういった「わくわくする変化」に対して、賃貸物件の姿というのはいまいちわくわく感に欠けます。
それはやはり、大家さんの事情や賃貸管理上の課題が優先された仕様が設定されているからだと思います。
ビニルクロス+クッションフロア+既製品建具+シーリングライト、というデフォルトスタイルには、
なかなかわくわくしません。
わくわくする変化に並走するような、さらに盛り上げるような、
わくわくする賃貸を展開していければと思います。

「借りる」という楽しさ

私は、築40年の古い木造住宅に引越しました。
ここに長く住んでいたおばあちゃん、その後5年住んでいたファミリー、
どちらも私にとっては全く知らない他人ですが、
彼らの生活や過ごした時間を感じることは、ここを借りて住む一つの楽しみになっています。
建付けの悪いこの木製建具に、みんな苦労したのだろうとか、
ここは前の住人がペンキ塗ったんだろう、とか。
勿論そういうのが嫌な人はたくさんいると思います。
でも、そういうのが、賃貸ならではの魅力だとも言えると思います。

時間の概念を持った賃貸

少々ノスタルジックな考え方ですが、
賃貸物件を退去する時というのは、ちょっと感傷的になりますよね。
お世話になった部屋、家具のなくなった部屋、そこで過ごした時間をなぞって何とも言えない感覚になります。
それも賃貸住まいの一つの楽しさだと思います。
しかし、それがクッションフロアに残った凹みや、ビニルクロスのめくれなのか、
無垢フローリングや珪藻土壁の経年変化なのか。
味わった「後味」として、その違いは大きいと思います。

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